高圧電源と安全性に関する情報

高電圧電源にコロナリング/トロイド/ボールが使用されるのはなぜですか?

スペルマンでは、出力電圧が360kV、またさらに上の高電圧DC電源を製造しています。これらの超高電圧では、高電圧表面の物理的な配置を考慮することがコロナの発生を抑制する上で極めて重要になります。コロナは光と音を生じる放電であり、ある物体に過度の局部的電場勾配がある場合、イオン化が発生し、このポイント近辺の空気に電気的破壊が起きる可能性があります。効果的なコロナ抑制は、高電圧電源を設計する場合に考慮すべき極めて重要な要素です。

大直径でスムーズな球状のコロナリング/トロイド/ボールは、局部的電場の制御に役立ち、コロナの発生を抑制できます。出力電圧の上昇に伴い、効果的なコロナ抑制に必要なコロナリング/トロイド/ボールの直径も増加する必要があります。スペルマンにはコロナ抑制技術における数十年の経験があり、高度な電場モデリングソフトウェアと部分放電測定装置を使用して、弊社の電源設計がどの出力電圧でも効果的なコロナ抑制を行うことを確認します。