高圧電源と安全性に関する情報

コロナとは何ですか?

コロナは光と音を伴う放電をいい、これは電離とこのポイントに近接する空気に起こり得る電気絶縁破壊を引き起こす物体に、過度に局在的な電場勾配が存在する場合に発生します。コロナは暗い環境で目に見えることの多い、有色の輝きが特徴です。音が出る放電は、通常はかすかなシューという音を発し、出力電圧の増大に伴って音も大きくなります。このプロセスの間、しばしば臭気のある不安定な酸素の形態であるオゾンが発生します。ゴムはオゾンによって破壊され、また十分な水分があれば硝酸が生成される可能性があります。これらの物質は、電気絶縁体に含まれる材料に有害な影響を及ぼします。

優れた高圧電源設計ではコロナの発生を考慮に入れ、問題が発現する可能性を抑制する設計対策を組み入れます。Spellmanのエンジニアは、高度な電場モデル化ソフトウェアやBiddle部分放電検出器を利用することにより、個々の高圧電源設計に過剰な電場勾配がないことを確保し、部分放電およびコロナの発生を防止しています。