アプリケーションノート - 高電圧電源

固定極性、可逆極性、四象限操作… 簡単な説明

AN-10

スペルマンが製造・販売するほとんどの製品はDC高圧電源装置です。DC高圧電源は運用能力においていくつかの基本的な制限があります。一般的なDC高圧電源が出力電圧、電流及び電力規約に対して何ができるのかを理解するために、下図で示すような直交座標系の使用が役立ちます。

出力電流および電圧は、それぞれの水平及び垂直軸に示され四象限演算が構成されます。

第1象限と第3象限は、出力のために電力が供給される電源の特性動作パラメータです。負極性出力電源は第3象限はで表され、正極性出力電源は第1象限で表されています。

第2象限と第4象限は、電力が出力から吸収された負荷の特性動作パラメータです。この領域は通常スペルマンの標準DC高圧電源の機能的な能力には含まれません。

スペルマンの電源装置の多くは出力極性を反転させる能力を持っていいます。;一般的に配線の変更または高電圧出力部分をそっくり交換する必要があります。このため、弊社の製品はスムーズかつシームレスにゼロを通り第1象限と第3象限の間を簡単に行き来し制御することが出来ません。出力極性を変更するために高電圧リレーを使用する完全に別個の正及び負の出力部分を持っているCZEシリーズでさえ、極性変化を実現する前に出力電圧を完全にゼロにする必要があります。