Lorad LPX シリーズのX線装置

Lorad LPX シリーズの X 線発生装置は定電位出力をどうやって作り出すのですか。

ライン周波数のAC出力電圧は優先高周波数/高圧電力変換技術を利用して高圧DCに変換されます。そしてこの安定性があり高度に統制された低リップルの高圧DC出力はX線管に送電されます。

このシステムはどのくらいの頻度で修正する必要がありますか。

標準のX線撮影法では撮影中に透過度計を使う必要があり、撮影透過写真とその必要濃度は、要求された検査を完了するのに十分な感度と解像度があるかどうかを評価するのに用いられます。

Lorad LPXシリーズの制御装置は像質を量化測定する目的では使われません。つまり透過写真でX線撮影の度にLorad LPX シリーズのX線装置を検査することができます。この理由により製造メーカーはLorad LPX シリーズのX線発生器では較正期間を決定する必要はないとしています。

全ての Lorad LPX 制御装置は互換性がありますか。

対応電圧(kV)領域内の全ての制御装置は互換性があります。(例:LPX160制御装置はLPX160型のいずれとも交換可能です。)

Lorad LPX シリーズの装置は航空便で翌日配達が可能ですか。

(※米国のみ)

はい。Lorad LPXシリーズの製品は翌日配達が可能です。しかしながら出荷品は危険物扱いになることをご承知ください。パイロットの独断により、危険物扱いとされる航空貨物の量が多すぎると判断した場合は製品が航空搭載できない場合もあります。

個々の X 線管先端部に含まれる SF6 (六フッ化硫黄)ガスの量はどのくらいですか。

LPX160 は気体状態で約170 g

LPX200は気体状態で約261 g

LPX300は気体状態で約919 gです。


Lorad LPX シリーズ X 線発生器の配送方法には制限がありますか。(※米国)

DOT-SP-10814は(米)運輸省パイプライン・有害性物質安全局から特別免除を受けており、以下の輸送手段を使った配送を許可しています:自動車、鉄道貨物、貨物船、貨物航空機及び旅客機。

資料のダウンロードは、以下のリンクをクリックしてください。  

DOT-SP-10814

なぜ Lorad LPX シリーズの装置は宇宙調査アプリケーション用として好ましいのでしょうか。  

Lorad LPXシリーズの製品は、片側接地型で該曝されたアノードを活用し、限られたスペースでのアプリケーションでもチューブ先端をより容易に位置調整できるようになっているからです。

アプリケーションによっては長いケーブルが必要なこともありますが、長いケーブルを使うとボルト数が降下します。これはLorad LPXシリーズの装置の性能にどのような影響を与えるでしょうか。Lorad LPXシリーズの装置は、他のシステムのように高圧供給出力で測定するのではなく、チューブの先端部分で直接電圧(kV)と電流(mA)を測定しています。制御装置はどんなボルト量の降下も感知し、要求された電圧(kV)と電流(mA)がチューブの先に供給されるよう必要に応じた修正を行います。200フィート(61メートル)かそれ以上の長さのケーブルの使用に際しても性能には何の影響も来しません。

長いケーブルは購入できますか。

ケーブルアダプターを使っていただければ追加のケーブルを繋ぐことができます。

スペルマンは冷却装置のための冷却液を販売していますか。

スペルマンでは冷却液の販売はいたしておりません。氷結温度に達さないアプリケーションではメチルアルコールを追加して水溶性油を混ぜる必要はありません。氷結温度に達したためにメチルアルコールが必要な場合は、冷却装置の内部コンポーネントに対するアルコールの作用を中和させるために水溶性油を使うことをお勧めします。テキサコソリュブルオイルDをお勧めしますが、同等の物を使っていただいても大丈夫です。

Lorad LPX シリーズの製品を最新のデジタル画像取込装置と一緒に使用することができますか。

Lorad LPXシリーズ装置の定電位出力と低リップルはデジタル画像やフィルムを使ったアプリケーションに最適です。

Lorad LPX シリーズ製品の リードタイムはどれくらいですか。

リードタイムは約8週間です。

修理を依頼した場合、製品が手元に戻るまでどれほどの時間がかかりますか。

RMA(商品返品許可)を通し製品を受け取った時点から、修理の注文書の受理後5週間ほどかかります。

ガラス製の X 線インサートと金属セラミック製の X 線インサートとの違いは何ですか。

能力や性能に関しては全く変わりありませんが、価格的にはかなり差があります。金属セラミック製のX線管はグラス製のX線管に比べると2〜3倍高くなります。グラス製X線管は金属セラミック製X線管ほど非アクティブの期間に敏感ではないようです。いずれのX線管も寿命を最大限に延ばすために定期的に温めておくこと、そして使用前に温めてから使うことをお勧めします。

X 線管の平均寿命はどれくらいですか。

製造メーカーによると、定期的にX線管を温めるようにして、衝撃や誤用もなく通常環境での使用の場合、4000時間から5000時間は使えるとしています。

「エクスポージャーライブラリ」とは何ですか。

Lorad LPXシリーズの装置には専用のマイクロプロセッサ駆動コントローラーが標準付属品として付いてきます。LPXシリーズの装置は自動ウォームアップと自己診断回路の機能に加え、最大250種の照射技術を保存・再現できるメモリー(エクスポージャー・ライブラリー)機能を搭載し、電源を切る前の最後の照射パラメータの設定を記憶することができます。