Lorad LPX カタログ

スペルマンのX線イメージング装置用LORAD LPXシリーズ

民間および軍事用航空プログラムで使用されている重要な部品の信頼性は複雑な製造と品質検査手順によって確立されています。航空産業で使用されている多くの部品は、非常に高価であり、破壊することなく試験をするために放射線が使用されています。

スペルマン ハイ・ボルテージは、非破壊検査アプリケーション用のX線装置の有数のサプライヤです。弊社のポータブル定電位Lorad LPXシリーズ(LPX160, LPX200, LPX300)のX線源は航空宇宙・防衛産業、その他非常に微小な欠陥が後に重大な問題になりかねないような精密さを求められる産業において、非破壊検査の新しい基準を打ち立てました。

LPX Series X-Ray Units


液冷、空冷両方で使用可能で、LPXシリーズの製品は多種多様な物質において 類まれな分解能イメージングをもたらす5~300kV, 0.1~10mA(最大900W)の可変の出力を提供します。すべてのLPX産業用X線装置は、費用効率の高い持続可能な稼働のために100%のデューティ比で作動します。

LPXシリーズの装置は、様々な環境で使用されています。液冷式のモデルは、燃料検査室のような揮発性油の存在するような環境で使用するとき、発火源としてみなされないので幅広く利用されます。空冷式のタイプは、空冷が供給可能な条件で、揮発性物質の存在しない環境のアプリケーションに使用されます。液冷、空冷ともに、現場でハイブリッドユニットを設定可能です。

LPXシリーズのX線装置は、片側接地型で、チューブの先の部分をより容易かつ柔軟に位置調整することが可能です。このX線管の焦点寸法は,1.5mm角です。チューブポートは、低吸収ベリリウムウィンドウから成り、X線技師はX線エネルギーのフルスペクトルを利用可能です。この形状により、薄い合成物やハニカム構造から異なる厚さの様々な金属まで多種多様な物質の高分解能イメージングのための高出力でより短い照射時間を可能にします。

製品特性

高度識別のための低電位出力 LPXシリーズX線装置は、産業用X線において最も鮮明な画像を提供するために設計されています。装置の高放射線出力により、照射あたりの電圧(kV)をより低くし、より優れた放射線画像のためにより高いフィルムコントラストを可能にします。類まれな設計により、他のシステムのように高圧電源の入力においてではなく、チューブの先で直接電圧(kV)と電流(mA)の両方を測定することによって、より高い再現性を可能にします。

デジタル・マイクロプロセッサ制御 LPXは専用のマイクロプロセッサ駆動コントロールでシステムの標準となりました。さらに自動ウォームアップと自己診断回路、最大250種の照射技術を保存・再現できるメモリー、電源を切る前の最後の照射パラメータのセットを記憶します。 kVは、1kV単位で、mAは、0.1mA単位で調整可能です。照射時間は1秒単位で0分0秒から99分59秒の範囲で設定でき、mAは、0~29995mAで調整可能です。
制御装置の特徴は以下の通りです:

  • 5つのオペレーター選択モードでの自動ウォームアップ
  • 秒またはmA単位の照射
  • 正確なkV/mA表示
  • 動作状態の英数字表示
  • 自己診断回路
  • 正確な再現のための精密なセッティング
  • 直射日光下でもディスプレイが読み取り可能
  • 250種の照射技術の保存/再現
Exclusive Microprocessor-driven Control

入力ライン電圧への自動適応 LPXシリーズのX線装置は今日の過酷なNDT検査のニーズに最適です。また頑丈な作りの上に輸送しやすく維持するのにも経済的です。 そして、ラインパワーか携帯用のジェネレータのどちらかを動力源とし、一日中厳しい状況下で点検をすることが可能です。すべてのシステムは自動的に100-130か200-250VACの標準の入力ライン電圧に順応するか、もしくは携帯用のジェネレータで作動するので、実際にはどこでも使用できます。

片側接地アノード LPXシリーズX線装置はどこでも使用可能な最も高度で、正確かつ高信頼の産業用X線システムです。全てのLPXは、片側接地X線管、100%デューティサイクル、ベリリウムウィンドウ、ガス絶縁された管の先端部、デジタル制御などを特徴とし、中でも一番の特徴は、最後に使用した照射パラメータのセットの記憶、最大250種の照射パラメータの保存/取り出しです。

Exclusive Laser Pointer Sighting System

LPX独自のレーザー・ポインター特性
LPXは、独自のレーザー・ポインター・レーザ照準システムを用いてピンポイントの画像領域を狙うことが可能です。この レーザー・ポインターは、管の先から75フィート離れた表面に非常にはっきりとした参照レーザー光線を映し出し、中央のX線ビームがどこに位置されるかを正確に示します。 産業X線の中では唯一で、さらなる効率とセットアップ時間の短縮のために優れた精度を可能にするのが特徴です。

1620モデルX線管ヘッドスタンド 1620モデルX線管ヘッドスタンドは、素早いセットと、最適な画質とフレキシブルな三軸位置決めが提供できるよう設計され、手動で高さ調整可能な部分とチューブ先端部の傾斜と水平回転がロックできるハンドル装置の2つの伸縮自在な脚からなります。

Tripod

管先端部の受け台は、しっかりと固定し、振動を減少するため、クッションでありながら、簡単で手早い取り付けが可能で互換性があります。受け台は160kVと200kVのチューブヘッドの両方を収容します。チューブヘッドの位置決めは滑らかで、精密、そして、ロック可能な歯車式です。ハンドルは位置調整部の損傷を防ぐために自動トルク制御装置を備えています。気泡タイプのインジケータは管先端を手早く簡単に水平化するために含まれています。

LPXの製品カタログのダウンロードは、こちら をクリック下さい。