高圧電源と安全性に関する情報

フローティング接地とは何ですか?

フローティング設置(FG)という用語は、非常に正確な接地基準負荷電流測定を実施可能とするオプションの説明に用いられます。

装置の高圧出力からの電流の流れは必ず、接地を基準とする戻り流路を通って戻らなければなりません。この電流は、本来の源泉である装置内の高圧出力部分へ戻らなければなりません。

FGオプションでは、装置内のアナログ接地をすべて分離し、それらを1つのポイントへ箇所に集めますが、このポイントは通常。電源装置の後面に配置されます。このFGポイントとシャーシ接地の間に電流計が接続される場合、実際の高圧戻り電流は、接地を基準とする安全な方法で測定可能です。

本質的に、装置内のアナログ接地はこの測定を可能とするよう、数ボルト高く「フロート」されます。このオプションの唯一の目的は、接地基準電流測定を可能とすることであるため、内部のアナログ接地が「フロート」される実際の最大電圧は、通常は10ボルトに制限されます。

重要な注意点は、すべての制御およびモニタリング回路も、FG端子電圧に加えてフロートされるということです。このオプションのユーザは、FG端子からシャーシ接地までを分離しなければなりません。選択されるモデルによっては、より高い電圧を利用可能な場合もあります。詳細情報については、弊社販売部門へお問合せください。

Floating Ground Diagram