アプリケーションノート - 高電圧電源

3.5桁と4.5桁のメーターで表示されます。

AN-15

フルデジット
デジタルメーターは、通常「ハーフデジット」の能力があるものとされている。フルデジットは、0から9までのすべての数字(0,1,2,3,4,5,6,7,8,9)を表示することができるセグメントです。
ハーフデジット
ハーフデジットは数字の1のみ表示することができます。ハーフデジットは常に表示される最初の桁です。基本的に”1”だけなので、使用の可能性は限られます。

小数点
小数点は、希望の適切で完全な番号を表示するために適当な数のセグメントの後に手動で表示される”点”セグメントです。点は、通常はジャンパー設定経由で、いかなる希望の数字の後に表示できます。もしジャンパーがインストールされていない場合は、点は表示されません。

3.5デジット表示例
3.5デジット表示は、実際は4つのセグメントです。ハーフデジットが1つとフルデジットが3つです。表示できる最大値は1999となります。もし30kVを3.5デジットメーターで表示する場合、先頭のハーフデジットを捨てなくてはなりません。なぜなら”1”しか表示されないため、それを使用することができないからです。3つのふるデジットの使用に限られているので、表示は300となります。小数点はジャンパーを経由し手動で加えることができるので、最終的な表示は30.0となり、”kV”の項目はフロントパネルのオーバーレイでふるい分けされます。
もし10kVを3.5デジットメーターで表示するなら、先頭のハーフデジットを使用することができます。この場合、メーターには1000と表示され解像度の4桁を使えるでしょう。適切に小数点を加えたら、最終的なメーターは10.00となり、”kV”の項目はフロントパネルのオーバーレイでふるい分けされます。

4.5デジット表示例
もしDPM4オプションが注文されたら、標準3.5デジットメーターは4.5デジットメーターにアップグレードされます。4.5デジット表示は、実際5つのセグメントです。1つのハーフデジットと4つのふるデジットです。表示できる最大値は19999です。

もし30kVを4.5デジットメーターで表示する場合、先頭のハーフデジットを捨てなくてはなりません。なぜなら”1”しか表示されないため、それを使用することができないからです。4つのふるデジットの使用に限られているので、表示は3000となります。小数点は、ジャンパーを経由し手動で加えることができるので、最終的な表示は30.00となり、”kV”の項目はフロントパネルのオーバーレイでふるい分けされます。

もし10kVを4.5デジットメーターで表示するなら、先頭のハーフデジットを使用することができます。この場合、メーターは10000と表示され解像度の5桁を使えるでしょう。適切に小数点を加えたら、最終的なメーターは10.000となり、”kV”の項目はフロントパネルのオーバーレイでふるい分けされます。

2, 20, 200, 2000 – 独自の状況
使用するデジタルメーターの最大2Vdcの入力要件のため、例えば20kVの機器に独自の状況が起きることがあります。10Vdcのフルスケール信号を200mVまで分割すれば、20.0kVで解像度の最大3桁となるでしょう。しかし20kVのユニットから、解像度の別の桁をこっそり抜き出す方法があります。

もし10Vdcのフルスケール電圧モニタ信号を2Vdcに分割したら、表示範囲の大半において解像度の4桁または最大表示として19.99kVとなるでしょう。唯一の欠点は、ユニットが19.99kVを超えるようプログラムされた時、メーターは”測定過多”となり、最初の”1”は表示しますが以下の桁は空白となります。この状態に問題はなく、フロントパネルデジタルメーターに2Vdc以上の信号が入力された時にだけ起こります。